お休みどころ

こころの相談活動を作り続ける
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2019年11月日録3

11/19(火)   看護学校の講義に行った。1年生の学生さんたちなので、まだ医療現場の真剣さや深刻さを味わっていないせいか、いまいち学習に身が入っていない感じもあった。でも乗りのいい人が多く、こちらが質問をすると、思ったことをどんどん答えてくれたのでやりやすかった。教室で講義を受けるなかで、現場でどんな問題が起きているのかを想像してもらうのは難しいが、「複雑で解決が難しい問題が地域にはたくさんある」ということだけでも知ってほしい。
11/21(木)  友人の2歳の娘さんをあずかった。僕の子どもも含めて子どもが4人になったので、自宅が「遊び場」状態だ。お風呂に入れたが、全員は湯船に入れないので、3人を湯船に入れて1人を洗う形だった。子どもが多いと風呂場が狭くて大変かなと思ったが、かえって子どもたちがスムースに動いた。子どもは多い方が育てやすいというのはほんとうだと思った。
11/23(土)   やすみが通っている小学校のバザー(「ほこすぎフェスタ」)があった。美紗さんはPTA役員なので前日に長時間かけて準備をした。バザーにそんなに人は来ないと思っていたが、時間になると会場に子どもや保護者がなだれ込んでくる状態で驚いた。焼き鳥やうどんの販売や、スポーツの遊びなどもあり、子どもたちは楽しんでいた。
   美紗さんと同級生2人は仲良しで、ときどき家族ぐるみで小旅行をしている。今回は熊本で集まった。子どもたち計7人と大人5人で、御船町のロシア料理店「ゆう和」で食事をし、恐竜博物館に行った。これだけの人数が集まると、特におもしろい施設や遊具はなくても部屋や広場があれば子どもたちは興奮して遊べる。「子どもの遊びには道具はいらない」とわかる。
11/24(日)  僕が高校生のときに、高校どおしの交換ホームステイで滞在させてもらったオーストリアのジョンさんから、急にメッセンジャーで連絡があった。いまもニューキャッスルの郊外にいて、トラック運転手をしているとのことだった。27年ぶりぐらいだったので、とても驚いた。SNSには負の面もあるが、同級生や過去につながりのある人、特に海外の人との連絡には非常に便利だ。情報のやり取りには国境がないので、「世界は1つ」と実感する。
   現代アートを駆使した金魚の展覧会「アートアクアリウム城」に出かけた。美紗さんがずっと楽しみにしていたものだ。「きれいな器のなかを金魚が泳いでいる」という展示のあり方を大きく覆し、金魚と背景とが一体になって世界を作っている感じだった。かなり斬新で驚いた。芸術とは「新しい世界を切り開く作業」なのだと感じた。
11/27(水)   引きこもりの問題を掘り下げている新聞記者の方とお話する機会があった。医学者だけでなく社会学者や公務員、支援者、当事者や家族とさまざまな立場の方の話を聞かれているそうだ。ふだん僕は自分が直面している問題の解決策を考えてばかりいるが、自分がしている仕事をもっと違った角度から眺めることができるんだと勉強になった。新聞記者のなかでも時間をかけて掘り下げる仕事をしている人は、民間の学者に近いのではと思った。

 

写真5  「ほこすぎフェスタ」のバザーの準備をしている様子。開場したら人がなだれ込んできたのでびっくりした。

 

写真6   美紗さんの同級生家族との小旅行にて。御船川の河原には何もないが、何もないところでも子どもたちは大はしゃぎであった。

 

写真7    「御船町恐竜博物館」にて。子どもたちにも楽しいが、学術的な展示もあって大人にも楽しい場所だ。

 

写真8   現代アートを駆使した金魚展「アートアクアリウム城」にて。器にはレンズがたくさんあって、なかの金魚が多様な姿で見える。

 

写真9   天井に金魚たちが泳いでいる。

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