お休みどころ

こころの相談活動を作り続ける
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2019年9月日録2

9/10(火)   認知症の困難事例の支援チームで話していると、本人の病状や家族の状況に加えて、地域の助け合いの文化力が状況を左右するとよく感じる。この助け合いの文化力はなかなか数値化することが難しいが、地域住民が病気や災害など困った状況に陥ったときに、どのぐらい安心して過ごせるかに直結する。僕が住んでいる人吉球磨地域は平均所得などで見ると生活水準が低い地域だが、セイフティネットの力は大きな地域で、文化度も高い。今後は目に見えない助け合いの力が地域社会の盛衰を決める要因になると思う。
9/11(水)   息子の響は好きなことに没頭するところがあり、最近はクモにはまっている。普段から図鑑をよく見ており、寝るときも図鑑を枕元に持っていくぐらいである。まさに「クモ博士」だ。自宅の庭や近所で見かけるジョロウグモやオニグモを熱心に見ている。クモの名前を覚えることからカタカナを覚えたりしているので、熱中するのはいいことだ。人はそれぞれ自分なりの学び方があるし、好きなことを集中的に学ぶのがいちばん身に付くのだろう。
9/13(金)   娘のしずくは2歳だが、「なんで?なんで?」の時期になった。例えばバッタの話をしたときにも、「バッタってなんの意味?」と聞いてくる。「ピョーンって飛ぶ虫だよ」と言うと、「ピョーンってなんの意味?」と返ってくる。そうすると、ささいな質問でもどんどん哲学的になり、答えるのが難しくなる。「なんで?」と繰り返し考えていくだけで深みに至るから驚きだ。もちろんしずくは意味はよくわからずに質問をしているのだが、疑問を持つことは学ぶことの核心だ。僕たちは普段は気づかないが、いろんなことをはっきりとは知らないままに過ごしている。疑問は自分がいかに知らないかを明らかにしてくれる。娘の言うことに教えられている。
9/17(火)   認知症の初期集中支援チームの懇親会があった。人吉市の場合、医療スタッフ以外には、主に地域包括支援センター・社会福祉協議会・警察が参加している。精神科病院と警察の接点は年々増えているが、普段スタッフどうしで話す機会はほとんどない。話してみてわかったことは、警察の業務でも予防的な早期支援の重要性が高まっているということだ。犯罪が起きてから取り締まるだけではなく、犯罪につながりうる状況を発見したら、問題を整理したり支援機関につないだりする。それが結果的には大きな犯罪の減少につながる。医療においても司法においても、予防や早期介入が求められているところは同じなのだと思った。

 

写真2   自宅でゴムボールで遊ぶ響。

 

写真3   宮崎県都城市のボルダリング店でけんめいに登るやすみ。1時間も挑戦し続けられたので驚きだ。

 

写真4   人吉市にある「人吉鉄道ミュージアムMOZOCAステーション868」で遊ぶしずく。子どもが遊べる場だが、内装がとても美しいので大人も安らげる。

 

写真5   熊本市にあるボルダリング店「クライミング・パーク」にて。やすみは喜んだ。

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