お休みどころ

こころの相談活動を作り続ける
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2019年9月日録1

9/1(日)   週末はずっと病院勤務だった。疲れるが、教科書を読んだり、講演の資料を作ったりする貴重な機会でもある。病院での治療も、地域で講演することも、たえず新しい知識を要求するので、本を読んだり調べたりしないとクリアできない。学ぶことと、実際に治療することと、人に教えることが同時進行で回っていく。難しいケースを担当したり、いままでしたことのない講演を依頼されたりしないと、僕は勉強しないので、追いたてられるのもありがたいことだ。趣味の時間が取れなくて残念だが、僕にはちょうどいいのかもしれない。 
9/3(火)   娘のやすみが「短歌を作る」という宿題を持ってきた。やすみが作れるようにサンプルを作って説明した。「朝ごはん   パパが横から   うるさいな   ペチャペチャしないで   肘つかないで」。実際に感じたことを言葉の形にするのは、昆虫の標本作りのようでおもしろい。でもやすみは人生を言葉にすることよりも、生きることそのものの方がおもしろいようだ。「やすみちゃん   朝の坂道   駆け出した   競争しようよ   パパ早くおいで」。
   僕が嘱託医をしている児童発達支援センター「スイスイなかま」の健診に行った。慣れにくさ・対人緊張・言葉の理解の苦手さ・集団活動の苦手さなどを持つ子どもが多く、プログラムは個別での活動が中心になっている。印象的だったのは、子どもの支援に積極的な保護者が多かったことだ。たしかに療育機関の数が少なく、質もまちまちなので、いい療育を受けられることは、贅沢という面がある。療育は発達症を持つ子どもたちの将来の学習・生活・就労につながることなので、公共性が高い活動だ。ただスタンダードがはっきりしていない面があるので、費用対効果についての研究が進むといいと思う。
9/4(水)   映画『ヴァレリアン  千の惑星の救世主』(監督:リュック・ベッソン、2017年、フランス)のDVDを観た。とてもおもしろかった。ただストーリーはありがちなものの組み合わせだし、陳腐と言えば陳腐だ。コンピューター・グラフィックがすごいが、それだけではつまらないだろう。おもしろいと感じさせるものは何なのだろう?やはり作り手の情念のようなものが映像ににじみ出ていて、それがこちらの気持ちをつかむのではないだろうか?創作の秘密は「作者が心の底から作りたいものかどうか?」というところにあるのではないか?
9/8(日)   あさぎり町にある美容室「レッドヘア」に家族で髪を切りに行った。2ヶ月に1回くらいしか行けないので、髪がだいぶ伸びている。美容師の林田直樹さんは淡々とした人柄だが、芸術性が高い方なので、毎回家族それぞれの印象が変わる。美容師には人間の雰囲気を作り出す力があるのだとわかる。お母様の咲子さんが子どもたちを遊ばせてくださるので、子どもたちも楽しみにしている。僕にとっては疲れを出して力を抜いて過ごせる「お休みどころ」だ。くつろがせてもらえる場所は貴重だ。自分がリセットされる気がする。

 

写真1   あさぎり町にある美容室「レッドヘア」にて。美容師の林田直樹さんに髪を切ってもらう響。

 

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