お休みどころ

こころの相談活動を作り続ける
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2019年4月日録2

4/8(月) どういう治療薬や支援をすれば患者さんのためになるのかについて、最近同僚と議論になることが続いた。個々のケースで問題点は違うのだが、結論的には「僕がせっかち過ぎるのを、回りがいさめる」という形が多い。もともと僕には「段取りや手続きをすっ飛ばして結論を求める」というところがあるが、受け持ちの患者数が増えてストレスがかかると、ますますそうなってしまうようだ。指摘を受けるときにはイライラする。でも僕を止めてくれる人が回りにいることはありがたいことなのだろう。
4/10(水) 認知症の初期集中支援チームに参加した。認知症や精神疾患だけでなくて、家族背景の課題が大きいケースが増えてきている。もともとあった課題が加齢や認知症で露呈するわけなので、短期間の介入での解決が難しいことも多い。結局は地域での予防活動や早期支援がどのぐらいうまくいっているかが大事だ。医療や福祉を突き詰めていくと、必ず地域作りの課題にぶつかる。生き生きした地域なしには、いい医療はありえないということだろう。
4/11(木) 発達症の子どもの相談を受けた。子ども自身が困っているケースもあるが、多いのは親が困っているケースだ。その場合には、その子の特性や支援方針をどのようにした親に伝えるかがポイントになる。「発達症について知ってはいても、わが子の支援になるとうまくいかない」という状況もよくある。僕自身も日々経験しているところだ。子育ての問題を親だけの力で解決することは難しく、ときには第三者のアドヴァイスをもらうことが必要なのだろう。
4/13(土) 「医療現場の倫理的意思決定」(門岡康弘)という講演を聞いた。医療倫理とはあまり聞きなれない言葉だが、診療現場では判断に迷うような場面がよくあり、その際にどう判断するかを基礎づける学問なのだそうだ。以下は僕が聞き取ったポイントだ。^絣愿な知識や技術だけでは判断できないような状況がたくさんある。患者さんの生命を救うという医療の目的が、患者さんの意思に反してしまう状況もある(延命処置を希望されない場合など)。「医療的に正しいか?」だけではなくて、もっと多角的に検討することが必要である。の冤的な検討の流れは以下の通りである。ヂ進面から多職種で情報を収集する。Α峇擬圓気鵑琉媚廚鉾燭靴討泙捻簗申菽屬鬚垢戮だろうか?」のように課題を書き出してみる。するとどの原理とどの原理がぶつかっているのかがわかる(患者さんの意思の尊重と、患者さんの生命を守ること)。Я択肢をなるべく多く出し、それぞれについて批判的に検討する。┫蕎霤な選択、習慣的な選択、権威に従うだけの選択、直感的過ぎる選択などは避け、できるだけ合理的な選択を心がける。最終的に医療的な判断を下す。

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