お休みどころ

こころの相談活動を作り続ける
<< July 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 2109年2月日録2 | main | 『自閉症 過去・現在・未来』を読んで 2019年2月23日(土) >>

2019年2月日録1

2/3(日) 子どもたちを連れて、映画『メリー・ポピンズ リターンズ』(ロブ・マーシャル監督、2018年、アメリカ)を観に行った。前作である『メリー・ポピンズ』はかなり古い映画だが、古さを感じさせない想像力の噴出がある。リターンズは映像技術の点では比較にならないほど前作よりもすばらしいが、想像力という点では前作に及ばないと感じた。現代は特殊な画像の加工などで見せる映画が多いが、やはりストーリーが大事という意味では白黒映画の時代と変わらないのではないかと思った。
   精神科と司法と両方が関わるケースについて、友人の相談を受けた。司法領域というのは精神科の仕事に含まれているのだが、実際にはつながりが薄い面がある。基本的には保健所を中心に警察や精神科病院が関わるのだが、どの程度連携しているかは地域によって大きな差がある。司法領域の問題について関係者がいっしょに勉強できる場があればというのが僕の念願だった。人吉球磨地域では最近進展があるので、うれしく思っている。
2/5(火) 産業医として衛生委員会に参加したり、地域の事業所を訪問した。産業医の仕事には病気になった職員さんへの対応も含まれるが、ほとんどは予防的な活動だ。快適な職場環境作りや、人間関係の面へのアプローチなど、「いかに病気になる前に支援できるか?」と考えながらの仕事が多い。従業員が50人以上の職場なら衛生委員会に参加して活性化することがもっとも大事になる。50人以下の小規模の事業所にも地域産業保健センターの産業医として無料で訪問や支援ができるのだが、ほとんど知られていない。すごくいい仕組みだと思うので、地域の事業所にもっと活用していただきたいと思う。
2/6(水) 学校現場の支援職向けの研修会で、発達症の困難事例の支援についてお話した。グループワークではさまざまな意見が出るが、どの論点からでも掘り下げていけるのが困難事例のよいところだ。それほど多問題でないケースの場合、支援策もパターン的に決まってしまうが、問題が多岐にわたるケースほど自由に支援を進めていける。多角的に議論できるような雰囲気作りや、支援職どおしが励まし合える信頼関係などが、成功と失敗を分ける。難しいケースほど、専門的な知識だけではなく、ネットワーク形成能力が問われるのがおもしろいところだ。

 

 

『お休みどころ』通信 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | - | -

この記事に対するコメント

コメントする









この記事のトラックバックURL
http://oyasumidokoro.rongakusha.com/trackback/1424997
この記事に対するトラックバック