お休みどころ

こころの相談活動を作り続ける
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2018年12月日録3

12/8(土) 熊本県の精神科家族会の連合体である「熊本県精神障害者福祉会連合会」には過去何度か講演に呼んでいただいている。今年は人吉市で1泊研修をされるとのことだ。精神科の問題を持つ家族・当事者・支援者が集まって学べる貴重な機会であり、僕も招いていただいて光栄に思った。
   僕がお話したのは、「精神疾患の背景にある発達症」で、以前から話したかったテーマだ。精神科病院に長期入院をしている人のなかには、統合失調症と診断名が付いていても、実はベースに発達症があり、そちらの症状のせいで退院ができない人がたくさんいる。見立てを変えてみることで支援が進むということを何度も経験してきているので、見立ての大事さを強調した。また精神科は生活全般(人間関係・家族関係・経済面・教育・就労・住まい・食事・社会参加など)をみていかないと支援がうまくいかないこともお話した。見方を変えてみることで、少しでも改善のヒントが見つかるかもしれない。
12/9(日) 錦町で開かれた「くまオーガニック祭り」に参加した。すごく冷え込んだのだが、賑わっていて驚いた。70近い店舗が参加しており、有機栽培の野菜を使った食べ物を中心に、小物や衣類などさまざまなものが売られていた。オーガニックという言葉は狭く取れば有機農法のことを指すと思うが、この祭りではもっと広く「手作り的なものや生き方」を表しているようだった。「既存の制度にとらわれすぎずに、ゆったりと」といった雰囲気が強く、ややついていけない面もあったが、普段触れられない文化に出会えた。僕も日頃あまりに仕事のことを考えすぎなのではと感じた。
12/11(火)   多良木町にある福祉型障がい児入所施設「多良木学園」の嘱託医を僕はしている。半年に1回の健診に出かけた。多良木学園は50年以上の歴史があり、もともとは支援学校の寮として始まった。そのために知的な課題の大きな子どもたちの生活訓練を支援の基本としている。だが最近では情緒面の不安定な子どもや養育環境に課題のあるケースが増えており、知的な力や生活力はあるのに、対人関係や気持ちの不安定さで苦しむ子どもが増えてきている。これは多良木学園だけに限らず、病院でも学校でも共通にみられる傾向だ。この現実に制度が追い付いていない状況があるので、どうしても支援困難な事例が多くなる。多良木学園と病院の連携強化はもちろん、子どもの支援職の全体が協力しあえる体制を作るのが急務だ。
12/12(水)   認知症支援の会議に参加した。高齢者の問題の相談窓口は地域包括支援センターであり、介護の中心は介護施設であるが、ケースによっては病院や警察との連携も求められる。地域包括支援センターを中心に、さまざまな専門職が緩やかにつながり合う体制が望ましい。都市部に比べて人吉球磨のような小さなエリアの方が、顔の見える生きた連携が作りやすいのではないかと思った。
   職場のメンタルヘルス研修に参加した人から報告を聞いた。テーマは.瓮鵐織襯悒襯垢肇魯薀好瓮鵐函↓休職者の復職支援、H達症の支援、だった。この3つはまさに僕が日々関わっていることであるが、全国的な課題でもあるのだとわかった。発達症の人の就労支援は今後の大きな流れになると思われる。

 

写真6〜7は錦町で開かれた「くまオーガニック祭り」に参加した際の写真です。


写真6 会場である「錦・くらんど公園」は駐車場が埋まってしまっていた。

 

写真7 さまざまな店舗が並んでいて活気があった。手づくり市場だ。   

 

写真8 やすみの6歳の誕生日。

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