お休みどころ

こころの相談活動を作り続ける
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2018年10月日録2

10/5(金) フリースクール「学びの杜学園」の創立5周年記念誌が届いた。子どもたち、保護者、学園スタッフ、学園を支える人たちのそれぞれからの言葉が並んでいる。読みものとして作られているわけではないが、言葉に密度があり、「不登校になり、学園に通い、復学する」というプロセスを体感することができる。それは八方ふさがりの状態から、自分なりの抜け道を見つけていくということでもある。既存の学校システムはかなりよくできているが、どうしても合わない子どもたちもいる。その子たちに対してどんな風に教育支援をするのかは社会的な議論が必要だ。学びの杜学園は支援のモデルの1つになりうると思う。
10/6(土) 看護研究の発表会に参加できた。僕は時間に遅れて発表自体はあまり聞けなかったが、雰囲気は感じ取れた。どんな組織でもそうだと思うが、「どうせがんばっても何もならない」と言って、何もチャレンジをしない人がいる。文句を言うわりに何もしないという人たちだ。そういった敗北主義的で虚無的な雰囲気に、やる気のある人たちが、いかにして飲み込まれないかが大切になる。小さなことでもいいから、「自分が大事にしていること」とか「自分なりの活動」などを持っている人からは、たとえ成果が上がっていなくても、建設的な雰囲気がにじみ出る。「個人で進む道」を歩いている人と、出会い続けたいと思った。
10/7(日) やすみと響が通っているさざなみ保育園の運動会があった。今回はやすみと響が両方出場する。響は以前から言葉の指示理解が苦手で、保育士さんが個別で関わることもあると聞いていた。運動会の練習でもトラックの途中で走るのをやめてしまったそうだ。ちゃんと走ることができるのか、僕は心配していた。
   響は非常に遅くはあったが、なんとか走ることができた。走りながら客席の方ばかりを見ていて、あまり集中はしていなかったが、ともかくできたのでうれしかった。響も自信を付けたようだ。
   たまたまかもしれないが、響の言葉が増えてきた。またできないことにチャレンジすることが増えてきた。例えば自分からお箸を使って食べようとしたり、公園で難しいアスレチックスを自分で登ろうとしたりする。響に発達症があろうがなかろうが、自分なりにチャレンジして成長していってくれたら非常にうれしい。
   子どもたちが好んでいるのが、『講談社の動く図鑑MOVE 危険生物』(小宮輝之監修、講談社、2016年)だ。図鑑と付属のDVDで、動物の強さや危険性がよくわかる。実際に起こった事故や事件をもとにして書いてあるので、通常の動物図鑑に比べてリアルだと感じる。人吉球磨でも猪や鹿、猿などの農作物被害に悩んでいる。動物たちとのほどよいつきあい方を研究するのはとても大事な分野だと思う。

 

写真5 フリースクール「学びの杜学園」の創立5周年記念誌。特に子どもたちと保護者の文章に言葉の密度がある。

 

写真6 さざなみ保育園の運動会。響はゆっくりではあったが走ることができた。

 

写真7 『講談社の動く図鑑MOVE 危険生物』(小宮輝之監修、講談社、2016年)。動物の持つ危険性を通して、動物と人間の関わりを考えさせられる

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