お休みどころ

こころの相談活動を作り続ける
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2018年6月日録3

6/13(水) 認知症の初期集中支援チームに参加していると、認知症ではなく妄想性障害のケースもよく上がってくる。これは認知機能の低下はみられずに、妄想と妄想に基づく行動が症状の中心である人たちのことだ。妄想とだけ聞くとそんなに深刻でなさそうだが、妄想に基づいて近隣とトラブルになったり、警察に何度も通報したり、迷惑行為に至ってしまうことがよくある。実はとても深刻な病気だ。しかも病状の自覚は低下していることがほとんどで、非常に支援につながりにくい。精神科スタッフも苦労しているところだ。妄想について講義を依頼されたが、ぜひ勉強が必要な分野だと思う。
6/20(水) 役場職員のメンタルヘルス問題の相談を受けた。職場のメンタルヘルス問題全般に当てはまることだが、病院での治療よりも、職場の支援体制作りが成功と失敗を決める。僕たちの仕事も、職場の総務課や所属課の人たちに情報提供したり、支援のポイントを伝えたりすることが大部分だとさえ言える。でも結局「職場がどれだけ生き生きとまとまっているか?」が大事になる。休職者の復職支援も突き詰めていけば、「職場全体を活性化する」ことに行き着くのだと思う。
  子どもたちが3人とも中耳炎になって、耳鼻科に通っている。娘のやすみだけが滲出性中耳炎という難しい中耳炎であり、治りが悪い。週に1回とか通い続けてもなかなか改善しないので、やすみが耳鼻科恐怖症になってしまった。「今日は耳鼻科に行くよ」と話すだけで泣き出してしまう。かわいそうになるが、ネットの情報を見ると、10歳ぐらいまでは通わないといけないこともあるそうだ。難しい病気の場合、親も忍耐を持たないといけない。
6/22(金) 精神科に救急車で運ばれてくるケースにはさまざまなものがある。知的発達症がベースにある場合などでは、些細な症状で救急要請をしたり、夜間帯には順番待ちをしなくていいからと救急車で来られることがある。なかには「タクシーがわり」といった気持ちで呼ばれることすらある。救急医療のシステムが多くの良心的な人に支えられているのを知っているだけに、矛盾を感じる。しかし上記のようなケースは多くの場合、支援者の発達症についてのアセスメント不足が過去にあり、その結果状態が悪化している。「チャンスを逃さずに早く適切な支援が入っていれば」と感じることも多い。発達症の地域支援をコツコツ地道にしていく以外には、解決法はないのだろう。

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