お休みどころ

こころの相談活動を作り続ける
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2018年5月日録4

5/22(火) 美紗さんが熊本市で開催されている影絵作者の藤城清治さんの作品展に行きたいと言った。子ども3人といっしょでは、美術館で作品をゆっくり見るのは難しい。でもやすみと響が日中は保育園に行っているので、その間なら可能だ。それで娘のしずくを連れて、3人で熊本県立美術館に出かけた。
  僕は藤城さんについて知らなかったが、若い頃から94歳の現在の作品までが時系列に沿って配置されていて、生き方がよくわかった。必ずしも完成された作品ばかりでなく、習作のような絵もあり、それがいっそう発想の流れをよく伝える。藤城さんの原点は大学の同級生が特攻隊で死んでしまったことにあり、平和のイメージを探すことが創作の柱になっている。また技法上の工夫は創作の必要性のなかから生まれてきていると思われた。影絵というライフワークを見つけられてからは、ひたすらそれに打ち込むことで、世界がどんどん広がっていっている。
  それにしても影絵作品の1つ1つを作り上げるためには非常に強い根気がいるはずだ。精密な工芸品を作る職人さんを思い浮かべた。多くの職人は名前が知られることもなく、黙々と作品を作り続ける。藤城さんは例外的に有名だが、生き方は同じだと思う。手を動かして作業するなかから知恵が湧く。はじめに理屈ありきの学問的な世界ではなく、美を追求することで表現できる世界がある。
5/23(水) 支援学校の健診に行った。子どもたち全員と短い時間で面談するので大変だが、学校全体の様子がわかる。さまざまな課題を持つ子どもがいるので、支援が大変だろうと思うが、個別に近い対応ができている。発達症の支援の理想形があると感じた。教育は未来を変えることのできる分野だ。教育にこそ人手を投入すべきだと思う。
5/24(木) 久しぶりに同僚と職場訪問に出かけた。復職支援チームに参加していて楽しいのが、支援している人の職場に行けるときだ。病院ではわからないその人の働く様子が、職場に行くとはっきりと見えてくる。また職場の人たちの意見が聞けたり、職場環境の課題がつかめたりもする。「復職支援は病院内だけでできるものではない」という基本に立ち返って、機会を見つけて出かけたい。
5/27(日) 子どもたちを連れて、宮崎市の「宮崎市フェニックス自然動物園」(〒8800122宮崎県宮崎市塩路浜山3083-42、電話0985391306)に出かけた。動物園と遊園地が一体になっており、子どもから高齢の人たちまでが集まっていた。日曜日は特に人が多くて活気がある。ひとつのコミュニティー・センターになっていると感じた。豊かな地域とは、このような「集いの場」があちこちに多種存在することを指すのではないか?人口の多い少ないではないと思う。
5/29(火) ケース会議のあとに、地域の総合病院の人たちとの懇親会に参加した。その総合病院には精神科がないこともあり、吉田病院との連携が必須なのだが、なかなか治療のペースなど「文化の違い」のようなものがあって難しい。でもスタッフ間で直接会って交流しておくと、いざ連携が必要な案件があったときにもスムースに動ける。大きく見れば国家の政府どおしのやり取りにも共通するところだと思うが、普段からの交流が大事なのだろう。
  娘のしずくは最近は自分で立ち上がれるようになっていた。いまにも歩き出しそうで、いつ一歩目がでるか期待していた。残念ながら僕は見れなかったが、美紗さんから最初の一歩が出たよと連絡があった。自分のペースで足を踏みしめながら育っていってほしい。
5/30(水) 病院の同僚から「ホタルを見に行ったことありますか?」と尋ねられた。相良村や山江村にはホタルの名所があるそうだ。またホタルが飛び交うのもちょうどいまの時期なのだそうだ。僕は子どもたちを連れて見に行きたくなった。美紗さんに相談して、この日の夜に行くことにした。
  20時ごろがよく見れる時間とのことなので、7時 40分ごろに着くようにした。ホタルの名所は特別な場所かと思ったら、川辺川の川原に田畑がある普通な場所だった。驚いたことには、写真機を持った人など観賞客が何人もいた。話してみると、この時期にはあちこちのホタルの名所に見に行くそうだ。
  肝心のホタルだが、「今日は非常に少ない」と詳しい人が話していたとおり、めちゃくちゃ多くはなかった。でも一般的なホタル観賞よりはたくさん飛んでいた。ふんわりと、「あるような、ないような」感じで、漂っている。人間の魂が、死んだあとに抜け出して、天国に行くような感じだとぼんやりと思った。ホタルを見ながら、古代の人は哲学的な思索をしたのかもしれない。

 

写真15と16は熊本県立美術館で撮った写真です。


写真15 影絵作者の藤城清治さんの作品展があった。

 

写真16 館内のカフェでランチをした。

 

写真17〜18は宮崎市フェニックス自然動物園で撮った写真です。

写真17 カメに見いる響。

 

 

写真18 響は3歳になったので、やすみが乗っているこの遊具に、初めて1人で乗ることができた。  

 

写真19 人吉市の球磨川ぞい。街の中心に川がある。

 

写真20 相良村の上園のホタル観賞。写真には写らないがたくさんホタルが飛んでいた。

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