お休みどころ

こころの相談活動を作り続ける
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2018年5月日録3

5/15(火) 「保育士キャリアアップ研修」で講師をした。ご近所の本村さん(保育園長)が企画運営され、球磨郡の保育士さん60人ほどが集まっていた。講義だけでなく、90分かけて2ケースのグループワークをできたのが良かった。参加している保育士さんは、保育園スタッフのなかで発達症支援のリーダーになることを求められている。難しいケースを早めに見つけて、ケース会議を開いたり、他機関と連携しながら支援に当たる調整力が必要だ。そのためには_歛蠅鮴依して、緊急性の優先順位をつけられる能力、△匹了抉腓ら優先的に取り組んでいくのかを決める判断力、どの支援機関を巻き込んでいくかを考えられる能力、などがないといけない。力を付けていただくために、毎回違ったメンバーとのグループワークをしてもらおうと思う。実践力を高めるにはグループワークは最良の方法だ。
5/16(水) 娘のしずくは同年代の子どもと遊ぶ機会がなかなかない。親子で参加できるさざなみ保育園地域子育て支援センター「さざなみ☆うぉ〜むはあと」(連絡先はさざなみ保育園、〒8680077熊本県人吉市下戸超町1632-1、電話0966227177)に出かけた。音楽遊び、屋外での遊び、手形押しなどがあった。しずくは普段から姉や兄と遊んでいるせいか、違和感なくほかの親子と混じっていた。
  保育園の様子を見ていて気づいたのだが、子どもたちがしていることは大半が芸術的な活動(絵・歌・工作など)と体を動かす活動(外遊び・農園など)だ。つまり机に座っての学問よりも、芸術やスポーツの方が人間の原初的な活動だということになる。芸術は一部の特殊な人たちが関わることではなく、人間の基本的な活動の1つと考えないといけない。教育のなかでももっと大きく取り上げないといけないのではと思った。
  午後は教育事務所のサポートチームの皆さんと話したり、ケース会議をしたりした。子どもの支援は関わる機関が多いので、どうやって情報を共有し、共通の方向に支援していけるかが問題になる。どこかがコーディネート役をして、情報を集約したうえで関連機関に伝える必要がある。いまはまだそのシステムができあがっていないが、夢を描くことは大切だ。その夢にやがて現実が近づいていく。
5/20(日) 子どもたちが虫取りをしたいと言った。網やカゴは買ってある。虫取りをできそうな場所はどこがあるのか?美紗さんと話しているうちに五木村の公園が思い浮かんだ。そこで家族で出かけてみた。
  五木村に入るためには手前の相良村を川辺川沿いに進むのだが、五木村に近づくにつれ川の水面からはるか高くに道路が上がっていく。ダム建設のために人工的に作られた道路なので、本来道があるはずがないような高みにある。結果として遠くまで延々と続く山並みが見渡せる。すさまじいほどの山・山・山だ。その隙間にある谷間に人間が住んでいる。五木村が「五木谷」と呼ばれていたのもうなづける。
  公園「五木源(ごきげん)パーク」につくと、まだ春のせいかバッタやセミなどの虫はあまりいなかった。でもウマオイやてんとう虫、てんとう虫の幼虫、カタツムリなどを見つけることができた。美紗さんは網を振ってチョウを何匹かつかまえた。
  つかまえてカゴに入れるたびに子どもたちが歓声をあげる。しだいに僕と美紗さんの方が夢中になった。僕は小さいときに虫取りが好きだったが、いまやっても虫取りはおもしろい。自然に溶け込んで、五感をフルに使って、獲物を探すからだ。まるで狩りのようだ。未知の分野に分け入って大事なものがないか探す活動は、虫取りと似ていると思う。
  友人に勧められた映画『グラン・ブルー』(原題Le Grand Bleu、監督:リュック・ベッソン、フランス・イタリア、1988年)を観た。実生活の視点から観ると、生活力のないバカな人の話になり、全くおもしろくない。ところがこれを精神的な探求の象徴として観ると、深い意味が出てくる。ある原理に忠実であることと、現実に折り合いを付けることの、葛藤が主題として見えてくる。
  僕たちは知らないうちに「絶対に〜である」「〜以外ではいけない」といった固い考えを持つ。持たないことは不可能であり、なんらかの偏りは避けがたい。無自覚の考えにとらわれすぎると無理が来るのだが、軌道修正するのはとても難しい。生き方において柔軟であることがいかに難しいかということを映画を観ながら考えた。

 

写真9 「保育士キャリアアップ研修」が行われたあさぎり町の「せきれい館」。参加者が熱心で話していて楽しかった。

 

写真10 さざなみ保育園地域子育て支援センター「さざなみ☆うぉ〜むはあと」の様子。遊び道具がたくさんあり、しずくは楽しんでいた。

 

写真11 ボウリング場での様子。響はなぜかボウリングが好きだ。

 

写真12〜14は五木村の公園「五木源(ごきげん)パーク」で撮った写真です。


写真12 草むらで虫取りをした。

 

写真13と14 遊具で遊ぶ子どもたち。

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