お休みどころ

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子どもと事故 2016年3月13日(日)

 友人宅に出かけているときに、娘のやすみが犬に噛みつかれました。僕はその場にはおらず、美紗さんがいっしょだったのですが、美紗さんもあまりに突然の出来事に気が動転してしまいました。やすみがエサをあげようとしたときに、急に飛びかかってきたそうです。小型犬なので油断していた面があったかも知れません。
 顔面や腕を噛まれ、顔の回りが血だらけになりました。すぐに近くの救急病院に行きました。看護師の方も医師も親切で、やすみが病院に来ても泣かずにいることをほめてくれました。犬の噛み傷はばい菌が入って化膿することがあるので、縫わずに水で洗ってテープでとめて、様子をみるとのことでした。
 それからもテープがはがれてしまって再受診したり、傷口から血が出たりしたのですが、基本的にはよくなっていきました。インターネットで検索すると、「犬に顔を噛まれた」という記事が多くあり、経過や対応の概要がわかって不安が減りました。僕以上に美紗さんの罪悪感が強く、「やすみの顔に傷が残ってしまうのでは」という不安も大きかったのでした。
 この一件があって考えたのは、「子どもと事故」ということです。子どもの死因の上位に事故があるということは以前から知っていました。ただ自分が実際に子育てを経験するまでは、そこまで切実には受け取っていませんでした。
   調べてみるとたしかに子どもの死因のうち「不慮の事故」がトップである年代が多そうです。お風呂で溺れること。階段からの転落。変な物を飲み込むこと。熱いものに触ってやけどすること。いずれもやすみや響がなりかかったことばかりです。子どもは事故の塊なんですね。
 ではなぜこんなに子どもは事故を起こすのでしょうか?子どもと暮らしていてまっさきに考え付く理由は、「猛烈に世界に対する好奇心があるから」です。知らない場所に行こうとしたり、高いところに登ろうとしたり、知らないものに触ったり、食べようとしたりする。その好奇心は大変恐るべきものです。そして未知なるものに触れようとするから、同時に危険も呼び込むんですね。
 僕自身のいままでを振り返ってみても、成長した時期はまた危険な時期でもありました。チャレンジすることにはリスクがあるというのと同じで、成長することには危険が伴うんですね。幼児の段階もそうですし、自立をはかる青年期も危険な時期だと思います。
 子育てに話を戻すと、時々は「子どもが生きること自体に危険が含まれている」ということを意識しないといけないんでしょう。なので子育てにはヒヤヒヤするスリリングさがあることになります。基本的には単調で面倒なことの多い子どもの世話ですが、冒険なんだととらえ直して臨む必要がありそうです。そして捨て身で挑戦する子どもの姿こそが生きることなんだと、時々は反省することも必要だと思うのです。
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この記事に対するコメント

うちの子は犬には噛まれませんでしたが、子どもの友達が噛まれたことがあります。子どもが犬に噛まれることはよくあるみたいで、子どもが小さい時に参加していた子育てサークルでは、近隣の保健所が作った犬とのつきあい方のパンフを配布してました。それを見ると、犬は自分より大きいものに従うけど小さいものは馬鹿にするとか、いきなり頭にさわってはいけないとか、目はよく見えない、食べ物がとられることを一番いやがる、というような役に立ちそうなことがマンガ付きで書いてありました。狂犬病も日本では心配がないからいいですが、まだ多くの国では危険な病気ですよね。
感染症といえば、別記事で書かれている『復興するハイチ』を訳している岩田健太郎さんは面白いですね。新書で何冊か読みましたが、とても説得的に今の日本の感染症対策の問題点を突いていました。『復興するハイチ』も読んでみたいです。
楢木祐司 | 2016/04/12 6:39 AM
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